高校14回(昭和37年卒――第11回同期会)

 昭和57年5月16日、卒業20周年を記念して、山中和子(2組)さんが孤軍奮闘して立ち上げた第1回同期会(母校と仙川の寿司屋で開催)から、卒業52年目の今回は2年ぶり11回目の開催となる。
 5月22日、天気予報は午後から一時雨とのこと。
開会は12時30分。受付開始の12時より1時間前に準備をと、小田急線参宮橋駅に11時到着。会場に向かう途中から雨がぱらぱらと降り出す。
会場準備に追われているうち、濡れた傘を手にクラス幹事が到着。待ち切れずにか、齢がそうさせるのか、参加者も早々と姿を見せる。
 連絡のない参加予定者を待って15分遅れで開会。外は雨も上がり、庭園一杯満開のサツキが、まばゆい日差しに映え、我らの再会を大喝采で迎えてくれた。
一足お先に旅立たれた同期者への追悼等を含む高齢の開会セレモニーを終え、「乾杯!」でイッキに青春時代の輝く瞳に。立食のテーブル数をクラス数の1.5倍としたことが、動きやすくし、クラスの枠を超えての語らいの場となり、さらにテンションが上がったよう。
 参加の返事を出したものの、体調を崩したり、家族の事情が起きたりして不参加の連絡5名。何とか体調を整えてとの思いも空しく、「皆さんによろしく」との伝言が2名と、寄る年波を痛感させられる。
参加者は男性34、女性27の計61名。内訳は都内44名、神奈川県8名、埼玉県5名、千葉県・静岡県・栃木県、オーストラリア各1名。現在連絡先を掌握している同期生の30%弱が出席した。

 それぞれの安否を気遣いながら、近況報告に熱中。しかし、耳を傾けるとかなりのスローテンポ。友の姿に我が身を重ね、互いの齢をフォローしつつの懇談は、何とも微笑ましい風景である。
途中の集合写真撮影を含めての2時間半は、あっという間に過ぎ、やむなく閉会の辞。2次会の案内の後、健康で次回(2年後)の再会をと、午後3時近くに閉会。しかし、まだ外が明るいこともあってか、地階に用意された2次会場には男性25、女性27名(全員)とほとんどが参加。定員席数を10名以上超えたため、至近距離での密度の濃い会話がヒートアップした。
 ここでの、2時間も瞬く間に過ぎ、やむなく解散。しかし、さらに3次会へと三々五々流れる連中も。この何とも言えぬ、去り難い、別れ難い心の温もりをいだきながら、元気な姿で2年後の再会を約し、後ろ髪をひかれる思いで帰路についた。

 今回も通信費等の事務所経費を同窓会よりの補助金により賄うことができたことを、運営幹事を始め、参加者一同感謝しております。 神代高校14回 第11回同期会

(文 / 本間 正明 2組)

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