佐野先生を囲む会

 昭和30年代に神代高校の体育教諭を10年間勤め、男子ハンドボール部を全国屈指の強豪に育てた佐野和夫先生(83)を囲む会が10月25日、東京・立川グランドホテルで開かれ、教え子たちが先生の長寿と健康を祝福しました。
 佐野先生は在籍中に母校を4度、インターハイに導き、昭和37年には国体とともに準優勝を飾っています。昭和40年に新設された全寮制の秋川高校に異動。その後も国際審判員などでハンドボール界に大きく貢献し、平成21年には瑞宝小綬賞を受章されました。
 当日は先生が在籍していたときのハンドボール、バレー部員など男女計20人が出席。東京近在の他、はるばる札幌や大阪から来た人もいました。佐野先生は3年前に腰部脊柱管狭窄症の手術をし、今でも下半身に痺れがあるそうですが、あきる野市の自宅から元気にお1人で見えられました。教え子1人ひとりが高校時代の思い出を語り、「お世話になりました」とお礼を述べたのに対し、先生は「棒を持ってグラウンドに立っていただけ。俺はみんなの青春を奪ってしまった」と返し、笑いを誘っていました。また、「人生は車と違ってバックのギアはない。前に行くだけ。今を大事にして、これからの人生を歩んで欲しい」と教え子を激励。一同で記念写真に収まり、今後は1、2年ごとの開催を約して散会しました。

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