銀杏会総会で石渡明氏が講演

 11月24日(土)に神代高校大会議室で開催される銀杏会の定時総会では、高校23回生で地質学者の石渡明氏による「地震・津波・火山……災害列島に住む我々の心得」と題した講演も行われます。
 石渡氏は65歳。本校在学中は地学部に籍を置き、1971年に卒業。横浜国大、金沢、東大大学院などで地質学を学び、金沢大、東北大教授を歴任。2012年から14年まで日本地質学会会長を務め、14年に東北大を退職して環境省原子力規制委員会の委員に就任し、現在に至っています。
 石渡氏によれば、日本の地震活動は平均約120年の周期で発生する南海トラフ巨大地震を節目として活発化と静穏化を繰り返しており、同地震の60年程前から活発化し、同地震の数年後から60年間程は静穏化する傾向があると言います。日本は1995年の阪神大震災を境として、特に2000年以後、地震活動が活発期に入ったように見え、この活発期は今後40年程度続いて次の南海トラフ地震につながる可能性が高いそうです。講演では、2011年の東日本大震災と今年の9月の北海道胆振東部地震のときに現地にいた石渡氏の震災体験を交えながら、災害列島に住む 我々の心得、特に地震に対する備えについて語っていただきます。関心がある方はぜひご参加下さい。
 石渡氏の講演は午後3時から4時頃までですが、銀杏会員は2時からの総会もぜひご出席ください。


このお知らせについて、ご意見やお気づきの点、又はご不明な点がありました ら、下記問い合わせ先(事務局)までお気軽にご連絡ください。

東京都立神代高等学校 同窓会事務局 : info@ichoukai.sakura.ne.jp