高校20回(昭和43年3月卒業) 卒業50年の同期会 平成30年10月21日(日)

 私たち高校20期は、これまで卒業20年からほぼ10年ごとに同期会を開催しており、昨年あたりから「そろそろ50周年の会を」との声が聞こえていました。しかし、過去の同期会をずっと仕切ってきた者が業務多忙で関われないことがわかり、現在も連絡を取り合っている10人に声を掛けて3月に準備会を発足。以後、4回の幹事会などで準備を進め、連絡先が分かっている約230人に案内状を送った結果、69人から出席の返事があり、仙川駅前の「ビラズキッチンKUU空・仙川店」で記念同期会を開催することができました。
 卒業50年と言えば、古希(70歳)が目前。9年前の前回以降に亡くなり、もしくは亡くなっていることが判明した同期生が7人おり、確認できただけでも計20人が鬼籍に入られた。高校3年時の担任教師もご健在なのは1人だけ。自らの老いと、長い年月の経過を改めて痛感させられました。
 会では参加者同士、思う存分に歓談して欲しいという願いから、特別な企画は一切行わず、飲食と懇談に終始しました。最初は3年時のクラスごとに別れて座りましたが、すぐに席を移って同じ部活に明け暮れた友、憧れていた彼、彼女に話し掛ける人など、それぞれ50年前の思い出話に花を咲かせていました。
 また、担任で唯一健在の藤野功二先生が前回に引き続いて参加して下さいました。来年1月で80歳になられると言うのに、足立区西新井のご自宅から約2時間も自転車を駆って半ズボン姿で参上。開会の挨拶、乾杯のご発声をお願いしたが、先生は持参した「私の人生観」という手書き文章をコピーした冊子を参加者全員に配られた。その中で先生は「人生は毎日少しずつ『辛いな、苦しいな』と言う体感を楽しみ続けることが必要。年を取れば取るほど、毎日決まったことをするだけで無く、心と体への刺激が必要だ」と述べておられた。仕事や育児などから解放された者が多くなった我々ですが、健康な老後を維持するために決して楽をしてはいけないと言う、貴重な教訓でした。
 3時間の1次会のあと、そのままの会場で2次会に突入し、40名が引き続き残って2時間懇談しましたが、それもあっという間。次回は、年齢を考えて10年後でなく3年後あたりを考えています。20回生は連絡が取れない方がまだ171人もいます。次回は今回を上回る同期生が参加される事を願っています。  

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(文:谷戸忠司)


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