佐野先生を囲む会

 昭和30年から40年まで体育教諭を勤め、男子ハンドボール部を指導して神代高校の名を全国に知らしめた佐野和夫先生を囲む会が5月11日、東京・立川グランドホテルで開かれ、教え子が先生の長寿と健康を祝いました。
 佐野先生は在籍中に母校を4度、インターハイに導き、昭和37年にはインターハイ、国体でともに準優勝を飾りました。昭和40年4月に新設された全寮制の秋川高校に転任、五日市高校、南多摩高校の校長などを歴任されて定年を迎えました。ハンドボールでは国際審判員、全国高体連ハンドボール部長などを務め、平成21年に瑞宝小綬賞を受章されました。
 当日は先生が在籍していたときのハンドボール部員など高校11回(昭和34年卒)から20回(43年卒)までの男女の教え子計25人が出席。5月15日で89歳を迎えた佐野先生は、腰痛のため杖をついての歩行でしたが、あきる野市の自宅から1人で見えられました。教え子全員が順番に高校時代の思い出や近況を話し、隠れたエピソードの披露などで3時間の会は笑いの連続。先生は「同年代の元教師と会う機会はあるが、大勢の教え子が集まって会を開いてくれるような人は他にいない」と感謝。地元の高齢者クラブ会長を10年続けているそうで「死ぬまでやる」。卒寿という年齢を感じさせない相変わらずのお元気さでした。


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(谷戸忠司)


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