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神代高校の同窓会・銀杏会(いちょうかい)の29年度総会が11月25日(土)、神代高校大会議室で行われました。総会には会員16人、理事11人のほか、小野寺真也校長、林達也副校長が出席。会員435人から委任状が寄せられました。 藤代千秋理事(高校21回)の司会進行で始まり、藤森精太郎会長に続いて小野寺校長が挨拶。校舎改築工事が始まって体育館が取り壊されたが、「生徒はハンデを克服して頑張っている」と男子ハンドボール部やサッカー部などの健闘ぶりを紹介されました。また、3年後は創立80周年になるが、新体育館の竣工が翌年になることから、記念行事を1年遅らせて実施する検討をしており、同窓会などと連携して行いたいとの意向を示されました。林副校長からは、同窓会からの従来の支援に加え、体育館が使えないため部活動も他の施設を借りてやっているところがあることから、部員の交通費などの一部を同窓会で援助してもらえれば有難いとの要請がありました。 続いて議事に入り、藤森会長を議長に選任。平成28年度の会務報告、同年度決算、29年度予算案の報告がありました。出席者の「赤字分はどう補填して行くのか」の問いに、藤森会長は「寄付金などで補っていきたい」と回答。「体育館が使えなくなって交通費を生徒が負担するのは解せない。学校で予算化できないのか」には、林副校長が「授業で使う場合は予算化できるが、部活動は生徒が勝手にやっているとの解釈から予算化できない。PTAや同窓会に援助を仰ぐしかないのが現状」との説明がありました。部活援助は「銀杏でOBに訴えて行ったら」との提案もあり、理事会で検討して行くことになりました。これらの結果、決算、予算案は原案通り承認されました。 この後、林副校長が校舎の改築状況を、工事の様子を撮った写真や完成予想図などをスライドで示しながらが説明しました。既に体育館は建物が取り壊され、間もなく新校舎棟の建設が始まること、現校舎の前にあったイチョウの木はすべて伐採されたこと、新校舎棟は2019年夏までに完成、夏休みに引っ越し作業が行われること、旧校舎跡地に体育館などが建設され、グラウンド整備を経てすべての工事が終わるのは2022年秋になる見込みであることも報告されました。 続いて、理事会から同窓会誌「銀杏」の電子化についての提議がありました。藤森会長は「経費削減のために電子化は進めたい。しかし問題点もある」と説明。概要を聞いた出席者からは「パソコンが使えない高齢者はどうするのか」「ホームページでは過去の銀杏の表紙しか見られない。内容も見ることが出来れば有難い」「パスワードを二重にしたら良いのでは」など発言が相次ぎました。理事会からは「電子化をしても紙ベースによる配布をやめるわけではない」「内容をすべて公開してしまうと、個人情報保護の観点から支障がある」「パスワードを設定しても、卒業生が対象なので本人確認を完璧にする手立てが難しい」「過去の内容はホームページで公開する前提に立っていないので、投稿者からクレームを受ける可能性がある」などの答えがありました。この件に関しては引き続き理事会で討議を重ね、次年度の総会で方向性を出すことで了承されました。 今回は討議に多くの時間が割かれたため、出席会員に近況報告をしていただき時間が取れず、全員で記念写真を撮影して閉会しました。
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